イタリアのサルビーニ副首相は13日夜、閣議後に声明を発表し、2019年の財政赤字と経済成長率の目標を変更しないことを明らかにした。欧州連合(EU)欧州委員会は先月、19年の同国予算案について、財政赤字が急増している上、成長率目標が過度に楽観的だとして拒否。13日までに修正案を提出するよう求めていた。

 同副首相は、財政赤字目標を国内総生産(GDP)比2.4%、成長率目標を1.5%でそれぞれ変更しないと発表。ただ、資産売却をさらに進め、歳出を注視していく方針を示した。