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 英議会下院は1月15、欧州連合(EU)からの離脱案について採決を行う予定。

 現時点で、保守党の100名以上、DUPの10名、野党の大半が現行の離脱案に反対しているとみられ、可決は難しいとの見方がコンセンサス。

 否決の場合、政府は議会の3営業日以内に代替案を出し、再び採決が行われる。

 メイ首相にとってのベストシナリオである、アイルランドとの国境問題について、「安全策(バックストップ)」が一時的であることの法的な保証をEUから得られれば、反対派の支持を取り付けることが可能になるが、EU側に法的保証を供与する動きは見られない。

否決以降のシナリオは、EUとの再交渉〜再国民投票・総選挙・離脱取り止めまで、候補が多く、市場は見極められない状態だが、ポンドドルの動きを見ると、最悪な事態は回避されるとの見方になっている動き。