昨晩のNY原油(4月限)は反発。前日比0.80ドル高の1バレル59.83ドルで取引を終えた。一時は60.12ドルと期近物として昨年11月中旬以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。60ドル台乗せも4カ月ぶり。

米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、原油在庫が小幅な増加を見込んだ市場予想に反して大幅に減った。ガソリンやヒーティングオイル在庫は市場予想以上に減り、需給が逼迫するとの見方が強まった。

石油輸出国機構(OPEC)が主導する協調減産や、米国によるイランとベネズエラへの経済制裁で需給が引き締まるとの観測も相場を支えた。