昨晩のNY原油(5月限)は続落した。前日比0.94ドル安の1バレル59.04ドルで取引を終えた。欧米の景況感指数の悪化を受けて景気懸念が強まり、原油需要が伸び悩むとの見方が売りを誘った。

前日に約4カ月ぶりの高値を付けたため、週末を控えて目先の利益を確定する目的の売りも出やすかった。

午後に石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した米国の石油生産に使う掘削設備(リグ)稼働数が、5週連続で減少して約11カ月ぶりの低水準となった事もあり、取引終了にかけては下げ渋った。