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昨晩のドル円は、前日比75銭円高・ドル安の1ドル=109円55〜65銭で取引を終えた。低調な米欧の製造業関連指標を受けて世界景気の減速懸念が強まり、米長期金利の低下で日米金利差の縮小を見込んだ円買いドル売りも入った。

5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は約9年半ぶりの低水準だった。米中貿易交渉の不透明感も根強く米株式市場でダウ工業株30種平均が一時450ドル近く下げたことが嫌気された。

ただ、ドルが英ポンドに対して上昇した事で、ドル円の下値は限定的。英の欧州連合(EU)離脱問題の混迷で、メイ英首相が辞任を表明する可能性があると伝わった。