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 週末のドル円は、円売りドル買い。前日比15銭円安・ドル高の1ドル=108円50〜60銭で取引を終えた。海外市場の流れを引き継ぎ円買いが先行したが、個人消費の堅調さを示す米経済指標を受けて円売り・ドル買いが優勢となった。

 中国の5月の工業生産高や1〜5月の固定資産投資額が市場予想を下回った。中国経済の減速が世界経済を押し下げるとの警戒感を誘い、投資家が運用リスクを避ける局面で上昇しやすい円が買われた。円は108円16銭まで上げ幅を広げる場面があった。

 5月の米小売売上高は前月比0.5%増と市場予想をわずかに下回った。ただ、4月分が0.2%減から0.3%増に上方修正された。幅広い項目が増加。エコノミストによる4〜6月期の実質国内総生産(GDP)見通しの引き上げも相次いだ。米景気減速への警戒感がやや後退し、円売り・ドル買いが出た。

 ただ、来週18〜19日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして、積極的にドル買いを進めるムードは限定的。