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昨晩のドル円は3営業日ぶりに反発。前日比35銭円安・ドル高の1ドル=108円20〜30銭で終えた。米国内総生産(GDP)の7割を占める個人消費が力強さを保っているとの見方が広がり、円売り・ドル買いが優勢になった。

6月の小売売上高は前月比0.4%増加。4カ月連続で増え、伸び率は市場予想(0.1%程度)を上回った。

7月の米住宅市場指数も横ばいとの市場予想に反して上昇。良好な米経済指標を受けて景気減速への警戒感が後退し、米長期金利が一時2.14%と前日比で0.05%上昇(債券価格は下落)。日米金利差拡大から108円37銭まで戻した。

ただ買い一巡後は、米中貿易摩擦の長期化への懸念が強まりダウ平均が5営業日ぶりに反落した事を嫌気、上値が抑えられた。