海外_NY原油

昨晩のNY原油(10月限)は続落した。前日比1.23ドル安の1バレル58.11ドルで取引を終えた。

トランプ大統領が18日、「ムニューシン財務長官にイラン制裁を大幅に強化するよう命じた」とツイッターに投稿した。市場では軍事攻撃に踏み切るとの思惑もあったが、経済制裁で対応する姿勢を示したため地政学リスクへの過度な懸念が和らいだ。

サウジのエネルギー相は17日、攻撃を受けた石油施設について「原油生産量は9月末までに(攻撃前の)水準に戻る」と述べた。市場の想定よりも早く供給量が回復するとの見方も引き続き売り材料になった。

米エネルギー情報局(EIA)在庫統計で、原油在庫が減少予想だった市場予想に反して前週から増えた事も一因。