wti

昨晩のNY原油(11月限)は3日続落した。前日比0.04ドル安の1バレル52.59ドルで取引を終えた。

中国が米国産農産品の購入を拡大するのと引き換えに、米国に制裁関税の一部を撤回する「部分合意」を求めていると伝わり、株高に追随して上昇する場面もあったが、米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、原油在庫が4週連続で増え、市場予想も上回った事が嫌気された。
EIA週報では米原油生産量が日量1260万バレルと過去最高水準を更新したほか、製油所稼働率が85.7%まで低下したことが原油在庫を押し上げた。冬場の需要期に向けて、米国内の製油所は定期改修の時期に入っている。

午後に公表されたFOMC議事要旨(9月開催分)で「景気下振れリスクが7月以降に一層高まった」との指摘があった事も一因。

一方、トルコがシリア北東部でクルド人勢力に対する軍事作戦を開始したことが中東地域の緊迫感を高めた事が下値を支えた。トルコ政府はシリア北東部からクルド人民兵組織の人民防衛部隊(YPG)やイスラム国(IS)の脅威を排除し、トルコ国内のシリア難民の帰還を目指すが、トルコ軍の空爆によって民間人2名が死亡したと伝えられている。