昨晩のNY原油(11月限)は続落。前週末比0.47ドル安の1バレル53.31ドルで取引を終えた。

「ロシアが冬季に備えてガス生産を増やし、9月はOPECと協調減産で決めた目標水準を上回った」や、「クウェートとサウジアラビアが共同運営し、2014年と15年に生産を停止していた油田の生産再開で合意した」と伝わり、需給が緩むとの見方から売りが優勢だった。

世界経済の減速で原油需要が伸び悩むとの観測も一因。

中国の劉鶴副首相が10月に開いた米中の閣僚級協議について「多くの分野で重要な進展があった」と述べたと伝わり、米株相場が上昇した事で下値が支えられた。