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昨晩のNY原油(12月限)は4日続落。前日比0.88ドル安の1バレル54.18ドルで取引を終えた。

米ノースダコタ州でキーストーン・パイプラインから原油漏れが発生したことが相場を下支えたが、米中貿易協議を巡り「中国高官らは包括的で長期的な合意に疑問を呈している」と報じられた事が嫌気された。

中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月から低下し、好不況の境目である50を6カ月連続で下回った。シカゴ購買部協会が発表した10月のPMIも2カ月連続で50を割り込み、約4年ぶりの低水準に落ち込み、世界的な景況感悪化 に伴う需給悪化懸念が材料視された。

米エネルギー情報局(EIA)が週間在庫統計で原油在庫が市場予想以上に増えた事を嫌気した売りも続いた。