バンコク・ポストによると、干ばつや洪水に見舞われているタイ東北部の2019〜20穀物年度のコメ生産高が48万8000トン減少する見通し。7日にコメ輸出業者や精米業者が参加してコンケンで行われた会合で、東北部20県の出張事務所が報告した。

 この最新報告では、19〜20年度のコメ生産高は約1270万トンと、前年度の約1320万トンから減少する見込み。減産分48万8000トンのうち、40万5000トンが白米ともち米で、残りがジャスミン米としている。
また、スリン県では、ジャスミン米と白米の減産の原因として胴枯れ病も報告されているという。

 東北部のコメ生産高は通常、タイ全体の年間生産高の約37%を占める。