週末のセミナーには、たくさんのご来場有難うございました。
ご来場様からの質問と回答です。

Q:米大統領選の年は春、秋にNYダウとドルがボラタイルになるとのご指摘でしたが、この二つが大きく動くということは金融市場全般、商品では金、原油なども一時的に大きく動く可能性あり〜の理解でよいのでしょうか?

A:おっしゃる通りです。足元では、史上最高値圏にあるNY株価、歴史的な低ボラティリティにあるドル円ですが、過去の大統領選挙年の月間騰落率では、春&秋に波乱ありです。当然、その逆相関にある金や、その他の国際商品も、世界的なジャブ付き相場で金融相場化している中、大きく動くリスクありと考えます。

 また、セミナーでも、お話ししましたが、米下院が10月可決した「香港人権・民主主義法案」を、早ければ18日にも上院も可決と報じられており、24日の香港区議会議員選挙に向けて、香港情勢の緊張は高まる。選挙動向次第では、米中貿易協議にも影響を与える可能性は高い。また、23日には韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効期限が訪れる。今週は、アジア情勢の緊張が高まる週となる。週末はリスクオンから年内利下げ観測が後退したが、今週のイベント次第で、再びリスク回避が高まり、年内利下げを催促するような場面もあるかもしれない。