昨晩のNY原油(1月限)は小反発した。前日比0.29ドル高の1バレル61.22ドルで取引を終えた。

米中通商協議が第1段階の合意に至ったことによる景気見通しの改善が、引き続き相場を押し上げた。
景気見通しの改善や米金融緩和を背景に、主要な米株価指数は過去最高値を更新した。
米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で原油在庫が減ったことも一因。一時61.47ドルと、期近物として9月中旬以来ほぼ3カ月ぶりの高値を付けた。

民主党が多数派である米下院で、トランプ米大統領に対する弾劾決議案が可決されたことはほとんど材料視されていない。来年1月初めに上院で弾劾裁判が行われるものの、上院は共和党が多数派であり、同大統領が罷免される可能性はほぼない。