新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会は24日、3月5日に開幕予定だった全人代を延期することを決定。全人代は1985年から3月の開幕が定例化し、98年以降は3月5日の開幕が続いてきた。

 新たな日程については、3月下旬〜4月上旬を模索する動きがあるが、新型肺炎の状況を見極める必要から、この日は決定に至らなかった。

 この日の会議では、違法な野生動物の取引を全面的に禁じる決定も採択された。全人代と同時期に開かれる全国政治協商会議も延期が決まった。