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週末のNY原油(4月限)は反発。前日比0.23ドル高の1バレル31.73ドルで取引を終えた。

サウジアラビアはロシア産原油の石油精製大手に対抗し、原油を最低25ドルで販売すると伝えられ、原油の上値を抑える要因になった。サウジアラビアは増産を決定し、ロシアとの市場シェア競争が激化している。

一方、トランプ米大統領は備蓄のための石油の大量購入を検討していると述べた。また、各国の金融緩和などに対する期待感から株安が一服。米連邦準備理事会(FRB)は金融市場への流動性供給を強化すると発表し、1兆5000億ドル規模の追加レポオペを実施する。買い入れ対象の米国債の年限を短期国債から中長期国債に広げる。中国人民銀行は、市中銀行が中銀に義務的に預け入れる資金の割合である預金準備率を一部銀行を対象に16日から引き下げると発表した。各国の金融政策で新型コロナの感染拡大による景気への悪影響が和らぐとの見方につながった。

欧州では16日に開くユーロ圏財務相会合と欧州連合(EU)財務相理事会で大規模な財政出動で合意するとの見方が出ている。米国でも新型コロナの経済対策についてホワイトハウスと議会の合意が近いとの観測から景気刺激策への期待も高まった。