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昨晩のNY原油(4月限)は、大幅反落。前週末比3.03ドル安の1バレル28.70ドルで取引を終えた。

米疾病対策センター(CDC)は感染者数が1678人から3536人に増加したと発表。中国では感染拡大が収まったものの、欧米での感染拡大が止まらない。主要中銀による協調的な金融緩和やドルの流動性供給、米戦略石油備蓄(SPR)の拡大は、特に材料視されず。G7首脳が緊急協議を行った後に公表した共同声明も景気後退懸念を抑制できていない。主要国の株価指数は大幅安で引け、リスク回避の動きが強まり、世界的な景気後退からの需要減少懸念が高まった。

サウジアラビアやロシアがシェア争いを激化させており、需要が落ち込むなかでも大幅に増産する見通しであることも圧迫要因。16日に米エネルギー情報局(EIA)が公表した掘削生産性報告(DPR)によると、4月の主要7地域のシェールオイル生産量は前月比1万8000バレル増の日量907万5000バレルまで増加し、過去最高水準を更新する見通し。大半の地域で減産が見込まれている一方で、シェールオイル生産の中心地であるパーミアンの増産が続き、全体としては生産量の拡大が続く見通し。