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昨晩のドル円は、大幅下落。前週末比2円20銭円高・ドル安の1ドル=105円80〜90銭で取引を終えた。

朝方にニューヨーク連銀が発表した3月の製造業景況指数は前月から34.4ポイント低下のマイナス21.5と、2009年3月以来の低水準となった。前月比の下げ幅は過去最大。トランプ米大統領が16日午後の記者会見で新型コロナ感染の最悪期が8月まで延びる可能性に言及し、米景気の不透明感からドルの買い持ち高を手じまう動きが終日続いた。16日はニューヨーク市などで飲食店の営業禁止が決まるなど、米経済活動の減速への警戒感が一段と強まった。

米連邦準備理事会(FRB)が15日にゼロ金利政策の導入と7000億ドル規模の量的金融緩和の再開を決めた。米長期金利が大幅に低下し、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りも強まった。