米農務省は20日、中国の輸入業者が米国産トウモロコシと小麦を大量購入したと発表。1月の米中貿易協議「第1段階合意」後の大量購入としては第1陣の購入となる。

米農務省によると、民間の輸出業者から中国向けに2019〜20年度渡しのトウモロコシ75万6000トン、20〜21年度渡しの硬質赤色冬小麦34万トンの成約の報告があった。また、仕向け地不明で19〜20年渡しの大豆11万トンの成約も報告されたが、輸出業者は中国に販売した模様。

中国による米国産トウモロコシの購入規模としては13年7月以来最大で、硬質赤色冬小麦は17年以来初の成約となる。