今回のコロナウイルス感染拡大の影響で、

これまでのヒト・モノ・カネの国境を越えた自由な動きは制限されてくる。

グローバル化の急速な進展が、デフレの一因であったが、アフター・コロナの世界は、インフレ側に針が振れる可能性も想定しておきたい。

アジアだけでなく、ロシアも穀物輸出禁止を発表した。

アラブの春は、小麦高に伴うパンの価格上昇が、きっかけだった。

豊作に慣れた穀物市場が動意付き始めると、原油市場も中長期的には、供給リスクからの揺れ戻しが、起きる可能性はあろう。

トランプ大統領誕生で起きた米国分断の動きが、コロナウイルス感染拡大で、性格を変えた分断が世界各地で始まっている。

国内金価格が史上最高値を更新しているのも、そのような不安感が底流にあるのだろう。