米シェール掘削大手のチェサピーク・エナジーは11日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を検討していると発表。同社がこの日発表した1〜3月期決算は、純損益が82億9700万ドルの赤字となった。前年同期は2100万ドルの赤字だった。

チェサピークの債務は90億ドル(約9900億円)超。同社は米証券取引委員会(SEC)への提出書類に「継続企業の前提に関する注記」を記載した。記載は昨年11月以来となる。

財務基盤の弱い中小企業が多い米シェール業界では、倒産リスクが懸念されており、既にホワイティング・ペトロリアムが4月に破産申請している。