新型コロナウイルスの感染拡大により延期されていた中国の第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第3回会議が22日午前(日本時間同)、北京の人民大会堂で開幕する。全人代は1998年以降、毎年3月5日に開幕してきたが、今年は新型コロナ対策を優先して異例の延期が決まった。全人代の会期は例年10日前後だが、今年は感染対策の観点から短縮された。初日は李克強首相が施政方針演説に当たる政府活動報告を行う。

28日までの会期を通じて習近平指導部は「国内の感染をほぼ封じ込めた」とアピール。議案に「香港の国家安全を維持する法律制度の確立」が含まれており、香港の反政府抗議活動を厳しく弾圧する治安法制に関して審議する見通し。

今年1〜3月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%減と初のマイナス成長を記録しており、習指導部は大規模な雇用・景気対策を打ち出し、経済の安定を図るとみられる。どの程度の規模となるのか、国防予算がどの程度の伸びを確保するかと合わせて注目される。