wti

昨晩のNY原油(7月限)は反落。前日比0.67ドル安の1バレル33.25ドルで取引を終えた。

中国の全人代で、香港に対する国家安全法が整備される見通しであることから米中の対立懸念が高まりそうな事や、今年の経済成長率目標の公表を見送った事で中国景気の先行きへの警戒感が高まり、原油需要の回復も遅れるとの見方につながった。国家安全法によって香港の民主主義や人権がさらに失われようとしており、トランプ米大統領は「私たちは極めて強硬に対処する」とけん制しているほか、英国、豪州、カナダの外相は懸念を示す共同声明を発表した。

週末からメモリアルデーを含めた3連休となる中、新興国がコロナウイルス流行の沈静化に苦慮していることや、主要国における再流行が危惧されていることもあり、調整売りを誘った。

イランから燃料を積載したタンカーが近日中にベネズエラに到着する予定であることは、両国に制裁を科している米国の反感を高めており、対立が強まる可能性が意識されている。米政府は対応を検討中。