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昨晩のNY金(6月限)は、反発。前日比13.6ドル(0.8%)高の1トロイオンス1735.5ドルで取引を終えた。

中国が香港に対する国家安全法の制定を進め、民主主義や人権がさらに失われようとしているなかで、主要国と中国との摩擦が強まっていることから、逃避的な買いが入った。トランプ米大統領は国家安全法が導入されるなら強力に対処するとしているほか、英国、豪州、カナダの外相は懸念を示す共同声明を発表。ポンペオ米国務長官は国家安全法について、横暴かつ破滅的であり、香港自治の終えんの前兆と非難した。

米国の制裁を無視して、イランから燃料を積載したタンカーがベネズエラに向かっており、近日中に到着する予定であることから米国と反米国家の対立が先鋭化する可能性があることも一因。米政府は対応を検討中。

コロナショック後、世界経済が低迷する見通しであることも金の支援要因。外出制限や都市封鎖で主要国の雇用市場は崩壊しているほか、コロナショック前のような生活様式に回帰することは困難で、景気回復を想像しづらい状況にある。