石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は、6月9〜10日の日程でテレビ会議を開く予定だったが、4日に前倒しする可能性も取り沙汰されている。

OPECプラスは前回4月12日の会合で、5月1日から2カ月間、新型コロナ流行前の世界全体の需要の約1割に当たる日量970万バレルの削減を決定。7月1日から年末までは、減産量を770万バレルに縮小することも合意していたが、6月末を期限とする日量970万バレルの減産を7月以降も延長する方向で検討している。延長期間は1〜2カ月で調整中。

OPECの盟主サウジアラビアのムハンマド皇太子と非加盟のロシアのプーチン大統領は5月27日に電話会議を行い、減産に関して「緊密な連携の継続」で合意している。