中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝副総裁は2日の記者会見で、同国経済は新型コロナウイルス感染拡大により当初の想定以上の大きな打撃を受けており、金融・信用政策面での一段の支援が必要だとの認識を示した。

潘氏は、中国には経済を支援するため通常の金融政策を行う余地がまだあると説明。銀行による中小企業向け融資を促進する新たな措置は短期的な措置であり、量的緩和政策ではないと語った。

人民銀行は1日、地方銀行による小規模企業向け融資4000億元相当の買い取りを開始すると発表。小規模企業向け融資を最大1兆元規模に拡大させるのが狙い。