ロシアのシベリア地方にある火力発電所施設から大量のディーゼル油が流出し、付近の河川が汚染された事故を受けて、プーチン大統領は6月3日、同地方に非常事態を宣言した。

事故が起きたのはクラスノヤルスク地方の工業都市ノリリスク市郊外で、同地にある火力発電所施設から5月29日、推定2万トンのディーゼル油が流出。汚染された川の水が北極海へ流出することが危惧されている。

漏えい事故を起こした発電所は、ニッケル生産の世界最大手ノリリスク・ニッケルが運営しており、ノリリスク市は「地上で最も汚染された地域」といわれている。事故原因は特定されていないが、発電所は永久凍土の上に建設されており、近年の温暖化の影響で地盤が沈下していることが懸念されていた。