石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は6日に会合を開き、現行水準での協調減産を7月末まで延長することで合意した。

5月、6月に割り当て量よりも多く原油を生産したナイジェリアとイラクなどに対しては、7月ー9月にその分を含めた減産を求める。

OPECプラスは4月、5ー6月の減産量を日量970万バレル、その後、7−12月は同770万バレルにすることで合意していた。

サウジとロシアは、歳入の観点から原油価格の急落は避けたい一方、米シェール企業の生産再開を誘う50ドルを大きく上回る事態は避けたい、との思惑では一致している。

OPECプラスの次回会合は11月30日ー12月1日に予定されている。