米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は11日、新型コロナウイルス感染の第2波が、米国では8月第4週から始まり、10月1日までの死者数が累計で16万9890人に上るとする予想を公表。


IHMEは既に、新型コロナによる米国内の死者が8月上旬までに約14万5800人に達すると推定。これを踏まえ、経済活動規制の緩和に伴うさらなる人の密集、全米に広がる人種差別抗議デモ、夏のバカンス期に見込まれる人の移動などで感染が拡大することから、第2波の到来時期を予測した。

新型コロナによる1日の死者は、4月上旬の2000人超から現在は700〜800人に減少。IHMEの予想では、7月から8月にかけ400人を割り込む水準にまで下がった後、増加に転じ、10月には再び1000人になるとした。
IHMEのマレー所長は「9月までに感染封じ込め策を講じなければ、10月と11月の状況がさらに悪化する恐れもある」と警鐘を鳴らした。

経済活動規制の緩和が進む中、フロリダ、テキサス、カリフォルニアの各州などでは感染者が増加。西部アリゾナ州で新規入院患者数が過去最多を記録したと報じられ、11日の米市場は「第2波」への警戒感から株価が急落した。