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昨晩のドル円は、3日続落。前日比30銭円高・ドル安の1ドル=106円85〜95銭で取引を終えた。

新型コロナウイルスの治療薬の開発などへの期待からの株高で、流動性が高いドルを対主要通貨で売る動きが優勢となった。

10日発表の6月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.2%下落した。サービス価格の低下が重荷となり、市場予想(0.4%上昇)に反して下落した。インフレ圧力の鈍さが改めて意識されたのも円買い・ドル売り要因。

ただ、米国でのコロナの感染者数は9日に過去最多となり、米経済活動の正常化が遅れるとの懸念はくすぶり、積極的にドルを売る動きは限られた。