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昨晩のドル円は、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=104円65〜75銭で取引を終えた。

米GDPが前期比年率32.9%減となった。市場予想(34.7%減)は上回ったが、過去最大の落ち込みとなった。週間の米新規失業保険申請件数は3月下旬以来初めて2週続けて拡大。米西部や南部での感染再拡大を受けて景気や雇用の回復ペースが鈍化しているとの見方が強まった。対主要通貨でドルを売る動きが続いた。取引終了間際に円買いが進み、104円68銭と4カ月半ぶりの高値を付ける場面があった。

長期金利の指標である10年債利回りが一時0.53%と3月上旬以来の水準に低下。名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利も過去最低を更新した事も一因。