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週末のドル円は、前日比1円20銭円安・ドル高の1ドル=105円85〜95銭で取引を終えた。

東京市場の時間帯に約4カ月半ぶりの104円20銭を付けた後、利益確定の買い戻しが広がった。足元で急激に円高・ドル安が進んでいた中、月末でポジション調整の動きがみられた。日本の財務省・日銀など金融当局が円高への警戒を強めているとの思惑も一因。

6月の米個人消費支出(PCE)は増加が続いたものの、個人所得が市場予想以上に減少した。6月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)確報値は速報値から下方修正された。新型コロナウイルスの再流行で米南部や西部では経済活動が制限され、追加の経済対策を巡る与野党の調整も難航していると伝わっており、ドル円の戻りも限定的。