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昨晩のNY原油(9月限)は続伸。前日比0.49ドル高の1バレル42.19ドルで取引を終えた。一時43.52ドルを付け、3月前半以来5カ月ぶりの高値を付けた。

米エネルギー情報局(EIA)週間在庫統計で、原油在庫は前週から大幅に減少した。4月以来の低水準となったことが材料視された。ペロシ下院議長は追加策の合意を確信していると語り、米国で追加の景気刺激策についての協議が前進すると期待されていることも一因。

一方、EIA週報でガソリンや留出油の在庫が高水準で推移しているうえ、夏場のドライブシーズンの終わりが見えていることは圧迫要因。今回の週報で製油所稼働率は79.6%まで上昇し、コロナショック後の回復を続けているが、時期的な定期改修によって原油在庫の取り崩しは一巡するとみられている。冬場に需要が高まるヒーティングオイルを含んだ留出油の在庫は約38年ぶりの高水準を更新した。ガソリン在庫も過去5年のレンジ上限を越えて推移。
原油在庫が縮小する兆候はあるが、石油製品の在庫は過剰なままとなっている。