市場が上昇しているのは、必ずしも消費者物価のインフレを予想しているためではなく、過剰な貨幣増発とマイナス金利によって紙幣の購買力が侵食されていると投資家が理解しているためだ。

私は、貴金属を基本の配分(資産の4分の1)だけ保有しておき、望むなら、時に応じてトレード・ポジションを取るのを奨める。

システムへの信認が侵食されれば(まだ信認が残っていることに驚いている)、世界に金融資産と中央銀行が生み出した流動性の文脈で考えて、貴金属価格をはるかに高く押し上げるのに、たいしたお金は必要ないだろう。

短期的には買われ過ぎ感もあるが、投資家は、貴金属や暗号資産のように、貨幣増発と同様のスピードでは増大しえない資産へ逃避しようとしている。

月間書簡