米中西部7州の穀物産地で実施している年次のクロップツアー(実地調査)参加者は19日、2020年のアイオワ州西部のトウモロコシと大豆の単収が、降雨不足と8月中旬の暴風雨を受けて平年を下回るとの見通しを発表。

米農業調査会社プロファーマーのクロップツアーでは、アイオワ州の第1地区(同州北西部)におけるトウモロコシ単収をエーカー当たり181.26ブッシェルと推計。前年の184.88ブッシェル、過去3年平均の183.47ブッシェルを下回る。

第4地区(同州中西部)の単収見通しも172.41ブッシェルと、前年(192.71ブッシェル)と過去3年平均(186.28ブッシェル)を下回る。

第7地区(同州南西部)の単収見通しは184.74ブッシェルで、前年(186.28ブッシェル)と過去3年平均(183.92ブッシェル)を下回る。

大豆のさや数は、第1地区が平均で1平方ヤード当たり1013.31個と、前年(1095.93個)と過去3年平均(1054.75個)を下回った。

第4地区は1177.41個で、前年(1196.06個)と過去3年平均(1204.74個)を下回った。

第7地区は1164.03個と、前年(1221.13個)と過去3年平均(1266.65個)を下回った。

ツアーは20日に州全体の数字を発表する予定。