コロナ・ショックの中で「安全通貨」ドルが買われていた。それが足元の世界経済の回復の中で逆転し始めている。中国や欧州など世界経済で回復が見え始め、ドルに集まっていたマネーが再び他の通貨に向かっている。
今後6-12か月この傾向が継続すると予想。

可能性として、十分な財政支援策が講じられない場合などリスク・オフが強まり、ドル高となる可能性もあるが、現状ではメイン・シナリオではない。

私の前提では、今サイクルの中でドルはさらに15%下落するだろう。FRBが実質債券利回りを低く抑え、経済回復とともに低下するだろうとコミットしていることを考えれば、合理的な予想だ。


ドル安によって通貨高圧力が加わるのを嫌う諸外国の中央銀行は、金融緩和で通貨高阻止を狙うかもしれない。ユーロドルについて、1.25-1.30になれば、欧州がユーロ高を問題視するだろう。

Bloomberg