昨晩のロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで4日続落。

昨日の日経CNBCや、オンラインセミナーでお話ししたように、欧州関連が今週のテーマとなりそう。

英国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)を含む交渉が決裂することへの警戒感が強まり、ポンドが売られた。

ジョンソン英首相は7日付の声明で、10月15日のEU首脳会議までの通商交渉で合意できなければ、決裂を判断すると明言。離脱後も関税ゼロの状態が維持される「移行期間」は、今年末で終わる。交渉が決裂すれば年明け以降の欧州経済が混乱することは必至で、終日ポンド売りが優勢の展開。

10日のECB理事会に注目。