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昨晩のドル円は、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=106円05〜15銭で取引を終えた。

米株式市場でハイテク株が再び売られ、主要株価指数が下落。債券市場で米長期金利が低下し、日米金利差が縮小し、ドル売り円買いにつながった。共和党が規模を縮小して提案した追加の経済対策案は10日の米上院で否決された事も嫌気された。

欧州中央銀行(ECB)理事会で2020年の経済成長率見通しを上方修正した。ラガルド総裁の会見も含め想定ほどハト派ではないと受け止められ、ユーロ買いドル売りが対円にも波及した。

ただ、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉の行き詰まりを受けて、対ポンドでのドル買いが対円に波及し、ドル円の下値も限定的。