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昨晩のNY原油(10月限)は反発。前日比1.02ドル高の1バレル38.28ドルで取引を終えた。

ハリケーン「サリー」が米メキシコ湾岸に上陸しようとしていることで、供給懸念が高まった。米国の海洋油田の生産量は27%減となっているほか、一部の製油所は稼働を一時停止している。ただ、上陸地点は従来の予報よりも東側に移っており、石油関連施設の被害は限定的である見通し。当初「サリー」はルイジアナ州に上陸すると予報されていたが、最新の予報では現地時間の水曜日午前にアラバマ州に上陸すると想定されている。

8月の中国の小売売上高は前年同月比0.5%増え、今年初めてプラスに転じた。9月のニューヨーク連銀製造業景況指数も17.0と前月(3.7)から大幅に上昇し、市場予想も上回り、世界景気の回復が続くとの見方も一因。

一方、国際エネルギー機関(IEA)月報で2020年の需要見通しを日量20万バレル下方修正し、同9170万バレルとした。原油需要の回復はほぼ一巡し、今年後半はかなり失速すると指摘。欧州の一部の国で新型コロナウイルスの感染の第2波が確認されていることや、景気後退からの回復に相応の時間を要するとみられていることが弱気な需要見通しの背景。

米週間石油在庫統計で原油在庫の増加が見通されていることも圧迫要因。市場予想は前週比230万バレル増。