国際エネルギー機関(IEA)月報で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴う経済低迷からの回復ペースについての慎重な見方を背景に、2020年の世界石油需要予想を8月予想から日量20万バレル引き下げ、9170万バレルに下方修正。

「2020年下半期には石油需要の回復ペースが著しく減速する見通しだ」とし、「経済が本格回復するには数カ月を要するだろう。さらに、新型コロナ第2波によって(人の)移動が再び抑制される可能性もある」との見解を示した。

新型コロナ禍が再拡大している国も多く、.蹈奪ダウン(都市封鎖)措置▲螢癲璽肇錙璽の継続9匐需要の減退―といった全ての要因が石油需要を抑えているとした。

20年下半期の原油在庫は日量約340万バレル減と、先月見通しを約100万バレル下回る水準に改定。先進国での在庫水準は7月に過去最高を更新している。

8月の世界の石油供給量は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成するOPECプラスの協調減産が緩和されたため、日量110万バレル増加した。

OPECプラス以外の産油国では2カ月連続で生産が増加した後、減少に転じた。米国の生産量はハリケーン「ローラ」による石油関連施設の閉鎖で同40万バレル減少。

ちなみに、石油輸出国機構(OPEC)は、14日発表の月報で、今年の世界の原油需要が、日量946万バレル減少すると予想。前月の906万バレルから減少幅を拡大させた。

英石油大手BPは、需要のピークが19年だった可能性を指摘。