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週末のドル円は、前日比15銭円安・ドル高の1ドル=105円50〜60銭で取引を終えた。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の持ち直しが緩やかになるとの懸念が高まった。欧州で感染者数の拡大に伴い経済活動の制限が再び広がっており、これまでのリスク選好局面で買われてきた欧州通貨や新興国通貨が売り・リスク回避のドル買いが入り、対円でもドル買いが波及した。

資源価格が軟調に推移し、一部の資源国通貨や新興国通貨が売られたこともドル高につながった。

米下院民主党は24日、新たな追加の経済対策案の策定を始めた。従来の3兆ドルを超える規模から2兆4000億ドル程度に縮小するものの、米上院共和党が求める規模を上回っており、早期の成立は困難との見方が強まっている事も一因。