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週末のNY原油(11月限)は小反落。前日比0.06ドル安の1バレル40.25ドルで取引を終えた。

米景気の先行き不透明感から原油需要の回復が鈍くなるとの見方が相場の重荷となった。英国やフランスなどで新型コロナウイルスが再流行していることが需要の下振れ懸念を高めている。世界最大の石油消費国である米国では、一日あたりの新規感染者数が減少に向かわないほか、第3位の消費国であるインドでは感染者数の伸びが高止まりしている。追加の経済対策の成立が遅れ、米景気を下押しするとの懸念も強い。

一時停戦中のリビアで輸出が再開していることや、9月のイランの輸出量が急増したと伝わっていることも重し。イランの輸出量は米国が制裁を開始する前の日量250万バレル超から大きく減少しているものの、9月は前月比で倍増した。ただ、タンカーの捕捉が困難であることから輸出量の推計値にはかなり幅がある。9月の輸出量は日量40万〜150万バレルと見通されている。8月の推計値は日量30万〜75万バレル。

ただ、サウジアラビアを中心とした石油輸出国機構(OPEC)は先週の会合で原油安を容認しない構えを見せており、下値は限定的だった。OPECプラスは日量770万バレルの減産目標を年末まで維持する。

午後に米株式相場が上げ幅を拡大すると原油先物は下げ渋った。