米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は14日、今月2日に新型コロナウイルスに感染していると明らかにしたトランプ米大統領について、感染を広める恐れはもうなく、15日のタウンホール形式のイベントに参加しても他の人をリスクにさらす危険はないと述べた。

トランプ大統領が受けた全ての新型ウイルス検査の結果に加え、米国立衛生研究所(NIH)の施設で追加的に実施された検査の結果をNIHのクリフォード・レーン氏とともに精査し、トランプ氏に他者を感染させる恐れはもはやないとの結論に達したと述べた。

当局者が「安全で効果的」と太鼓判を押すワクチン1億回分を年末までに用意できる公算は小さいとも指摘。ただ、後期治験段階に入っている全てのワクチンの効果が確認されれば、2021年4月までに一般市民の接種に十分なワクチンが用意できる可能性はあると述べた。

トランプ大統領が投与を受けた米リジェネロン・ファーマシューティカルズREGN.Oが開発中の「抗体カクテル」については、全ての新型ウイルス感染症患者に投与するには十分な供給がまだなく、まだ当局の承認待ちだと述べた。トランプ大統領は同薬を全ての米国民に無料で配布したいとの考えを示している。