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昨晩のNY原油(11月限)は続落。前日比0.08ドル安の1バレル40.88ドルで終えた。

新型コロナウイルスが欧州を中心に再流行しているほか、米国の日々の感染者数が再び上向いていることで石油需要の下振れ懸念が高まった。英国やフランス、ドイツ、イタリア、ロシアなどでは一日あたりの感染者数が過去最多を更新する傾向にあり、社会・経済活動がさらに制限される可能性が高まっている。ガソリンや航空機燃料の需要が低迷するとの懸念が売りを誘った。

ただ、主要国の減産観測が根強く、売り一巡後は下げ渋った。石油輸出国機構(OPEC)加盟国やロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスは、来週初に開く合同閣僚監視委員会で加盟国に減産順守を改めて訴えるとみられている。来年以降も協調減産の規模を維持すると決めれば、需給改善につながるとの期待が相場を支えた。
また、米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、後期段階の臨床試験で有効性が示された場合、11月後半までに米国で緊急使用許可を申請する可能性があると発表したことも下値を支えた。

9月の米小売売上高や10月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が強かったことも一因。