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昨晩のNY金(12月限)は反発。前日比10.9ドル高の1トロイオンス1872.4ドルで終えた。

米国の追加景気対策協議が再開される見通しとなっていることが支援要因。ムニューシン米財務長官は民主党との間で行き詰まっている景気対策協議の再開を目指している。同長官は共和党のマコネル上院院内総務およびマッカーシー下院院内総務と会談予定。

一方、新型コロナウイルスのワクチン接種が年内にも始まる可能性が高く、景気回復期待が強まっているうえ、ワクチンに十分な効果があるならFRBによる追加緩和の必要が乏しいことが金の重し。来年にかけて世界的なワクチン供給が始まると、主要中銀の金融緩和打ち止めが意識される可能性。

米ファイザーは独ビオンテックと共同開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、20日にも米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する。米モデルナも米ファイザーに続いてワクチンの緊急使用申請を行う見通し。