「OPECプラス」は、来週の閣僚級会合を前に、1週間にわたる複数の専門委員会の会合開催を計画している。

需要減少と新型コロナウイルス第2波の感染拡大が続く中、会合では来年まで減産延長することを協議する予定。

「OPEC経済委員会」は25日と26日に、「OPECプラス」の技術専門委員会は26日に、それぞれオンライン形式で会合を行う予定。

「OPECプラス」の参加産油国は、今年実施した過去最大規模の減産を緩和する戦略の一環として、来年1月に日量200万バレル(世界消費の2%に相当)増産する計画だった。

しかし、新型コロナ第2波の感染拡大を受け、燃料需要が減少していることを受け、「OPECプラス」は増産延期ないし、さらなる減産を検討している。

「OPECプラス」の間では、来年1月から減産規模を日量570万バレルに緩和するより、現在の770万バレルの減産規模を今後3〜6カ月延長する選択肢を支持する姿勢が強くなっている。