石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は5日、テレビ会議で閣僚級会合を開き、2月の減産規模の維持を決めた。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、石油需要が再び落ち込む可能性があるとの懸念から、減産縮小を見送ることにした。

ロシアとカザフスタンが産油量を引き上げる一方、サウジアラビアが追加減産を行うことで全体の需給を維持する。

サウジアラビアは5日、2月と3月の産油量を追加で日量100万バレル自主削減すると発表。サウジ以外の大部分の国は産油量を現行水準に維持するが、ロシアとカザフスタンは合計で2月に日量7万5000バレル、3月にさらに日量7万5000バレルの増産が認められた。