オーストラリア・英国系資源大手リオティント傘下のカナダの資源企業ターコイズ・ヒル・リソーシズは11日、モンゴル政府が開発コストの上昇を背景に、同国のオユトルゴイ鉱山の地下拡張事業の停止を検討していると明らかにした。

オユトルゴイ鉱山の銅および金の埋蔵量は世界最大規模とされる。

リオティントは2019年、事業計画に2年半の遅れが生じるほか、地盤の問題で開発コストが予想を大きく上回るとの見通しを発表。昨年12月には、コストが67億5000万ドルとなり、16年の見積もりより14億ドル高くなると説明していた。

同鉱山の権益は、モンゴル政府が34%、ターコイズ・ヒルが66%保有している。