中国税関総署が14日公表した統計によると、2020年の同国の大豆輸入量は前年(8851万トン)比13%増の1億0033万トンと、過去最高を記録した。

 大豆圧砕業者がマージン回復を受け積極的に買い付けを増やしたことや、急速に回復中の養豚業界からの需要が堅調だった。

 20年12月の輸入量は752万4000トンと、11月(959万トン)から減少し、前年同月実績(954万トン)を27%下回った。

 中国ではアフリカ豚熱(ASF)の流行で豚の飼育頭数が激減したが、回復に取り組み、現在の飼育頭数は通常レベルに近づいている。

 また、20年の米国産大豆輸入(人民元建て)は前年比56.3%増加したと。