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週末のNY白金(4月限)は続伸。前日比が18.4ドル高の1293.1ドルで終えた。
新型コロナウイルスの流行が沈静化に向かい、工業用需要が回復していくと期待されている。世界的に新型コロナウイルスの流行がピークを越えたような雰囲気があるほか、各国で新型肺炎のワクチン接種率は拡大している。1回目と2回目の投与を合計すると、米国のワクチン接種率は17.80%まで上昇。イスラエルのワクチン接種率は80%に迫っている。

流動性相場が続く見通しであることも押し上げ要因。ウィリアムズ米NY連銀総裁は「経済はまだ非常に深い穴に入っている」と述べ、金融緩和が当面続くことを示唆した。

ただ、景気回復見通しのなかで、米金利が上昇を続けるとみられていることは重し。米長期債利回りは一時1.36%付近まで上げた。